親の思いと美酒は忘れた頃に利いてくる。
父は技術者、母は蔵。
その胎内にいるのは絞りたての赤ん坊。
やがて娘になれば色づいてきて目が離せず
悪い虫がつかないよう火入れをする。
後発酵は女学生時代、
艶・教養・品を身につける。
娘は一人ひとり姿かたちは違うけれども
清楚なキレと円熟味を帯びたコクを醸し出す。
ひと瓶ごとにふさわしい婿に逢えるよう
父は嫁ぎ先を想定しては
娘のために身上をつぎ込む。
それこそ家さえも傾ける心境だ ― ― 。
良き酒には五味「甘・酸・渋・辛・苦」
その風土に調和する
微妙な味わいがあります。
清らかに、品のある「京ひな」
ぜひ一度ご賞味くださいませ。
江戸時代より木蝋で栄えた歴史ある内子町。
そこに蔵を構える酒六酒造のはじまりは大正9年、8つの蔵元が合併し前身となる蔵が誕生しました。
昭和16年に初代 酒井繫一郎が「酒六酒造」を創立し、商標を"京ひな"と命名。
初代と縁の深かったある京都の名僧がこの酒を飲み、賞賛したその日がひな祭りだったことにちなんでいます。
弊社では自社製品の直接販売をしておりますが、衛生管理の観点から一般のお客様の蔵見学および試飲酒のご用意は実施しておりません。何卒ご了承ください。