京ひなのある食卓

親の思いと美酒は忘れた頃に利いてくる。

父は技術者、母は蔵。
その胎内にいるのは絞りたての赤ん坊。
やがて娘になれば色づいてきて目が離せず
悪い虫がつかないよう火入れをする。

後発酵は女学生時代、
艶・教養・品を身につける。
娘は一人ひとり姿かたちは違うけれども
清楚なキレと円熟味を帯びたコクを醸し出す。

抜穂祭の様子
酒造りの様子

ひと瓶ごとにふさわしい婿に逢えるよう
父は嫁ぎ先を想定しては
娘のために身上をつぎ込む。
それこそ家さえも傾ける心境だ ― ― 。

良き酒には五味「甘・酸・渋・辛・苦」
その風土に調和する
微妙な味わいがあります。

清らかに、品のある「京ひな」
ぜひ一度ご賞味くださいませ。

"京ひな"の由来

江戸時代より木蝋で栄えた歴史ある内子町。
そこに蔵を構える酒六酒造のはじまりは大正9年、8つの蔵元が合併し前身となる蔵が誕生しました。
昭和16年に初代 酒井繫一郎が「酒六酒造」を創立し、商標を"京ひな"と命名。
初代と縁の深かったある京都の名僧がこの酒を飲み、賞賛したその日がひな祭りだったことにちなんでいます。

冬の酒蔵と杉玉

会社概要

社名
酒六酒造(さかろくしゅぞう)株式会社
SAKAROKU SAKE BREWING Co.,Ltd.
代表者
代表取締役 武知 直之
所在地
〒791-3301 愛媛県喜多郡内子町内子3279番地1
事業内容
清酒、本格米焼酎、リキュールの製造および販売
創業
大正9年(1920年)
代表銘柄
京ひな
製造責任者
(杜氏)
武知 直之(一級酒造技能士)
資本金
1,000万円
従業員数
6名 (令和3年10月現在。パート従業員含む)
沿革
大正9年(1920年)旧内子町、五十崎町、大洲市にある8つの酒蔵が合併し喜多酒造株式会社を設立。現住所にて酒造業を創業

昭和16年(1941年)酒六酒造株式会社へ社名変更

弊社では自社製品の直接販売をしておりますが、衛生管理の観点から一般のお客様の蔵見学および試飲酒のご用意は実施しておりません。何卒ご了承ください。